なんだこのタイトル。
無職は趣味を二つ持つべきという話。
今、僕は有り余る時間を使って趣味に没頭しようと励んでいる(?)けれど、
24時間のうち8時間を睡眠に充てるとして、16時間もの余暇があるわけだ。
例えばクリーンな会社員がいたとして、
朝9時出勤・19時退勤(残業込み)・通勤往復1時間・睡眠8時間だったとする。
これに食事や入浴なんかの時間を含めると、余暇はおおよそ3~4時間程度。
僕は普通の会社員の4倍以上の時間が使えることになる。
外出しないので、最悪シャワーなんか浴びなくったっていいし、飯なんか歩いて30秒のコンビニで売っている150円のパスタをかきこめばいいのだ。
となると、これはものすごいことで、
シンプルに通常の会社員の4倍ものトレーニングができることになる。
絵だろうがギターだろうが、1年で会社員の4年分の練習ができるわけだ。
ここまでで、会社員ができるような基本的な社会性と一般的な知性をお持ちの方なら、すでに気づけたであろう。
そんなわけないのである。いくらなんでも、そんなわけないのである。
ちなみに僕は社会性も知性もないので最近気づいた。
まず、これは根本的な問題なのだが、いくらなんでも飽きる。16時間は流石に飽きる。
僕はお絵描き強化月間と称してイラストの練習をしているが、流石に16時間は描けない。
根気とやる気を養ってこなかったことも原因ではあるが、そもそも人間は同じ作業を16時間できるように作られていない。鬱が再発しそうになる。
更に現実的な問題、体がぶっ壊れる。腰と肩が痛すぎる。いくらなんでも中年すぎる。
はっきり言って、同じ姿勢で16時間もいられるわけがない。わしゃマネキンか。
そして、僕の集中力の限界が大体4時間程度なので、結局会社員の一日と変わらないのだ。
そもそも、努力の努の字も知らない人間なのだ。同じことを続けることは難しい。
ならばこれは意識を分散させるしかない。趣味を二つ持つ、これしかない。
つまり4時間ごとに趣味を切り替えるのだ。
これは意外と効果があって、うまい具合に気分転換にもなる。
イメージ的には受験勉強。数学に飽きたら現国、それに飽きたら英語、それに飽きたらまた数学。
こうすると、集中力を切らさず長時間学習できるらしい。
下手に休憩をとると、そこから一切勉強ができなくなる、なんてこともあるらしい。
まあ、受験したことないから知らんけど。
というわけで、久しぶりにギターを一本買おうと思っている。
人生で初めて基礎練習とかしてみようと思う。
その一本が決まらずに、おおよそ8時間、検討の時間だけに費やされている現状は、絶対に内緒だ。